【freee会計 ワンポイント解説】freee会計に同期したクレジットチャージのモバイルSuicaの残高が合わないときの対処法

モバイルSuica×クレジットチャージ×freee会計の連携が便利!

モバイルSuicaはスマホをかざすだけで公共交通機関を利用出来る便利なサービスです。クレジットカード決済することで支払も自動化することが出来ます。それだけでも十分便利なのですが、ビジネス用途の場合、freee会計との連携をすることでさらに便利になります。


例えば以下のように「電車」というワードで登録登録しておけば、モバイルSuicaでスマホをかざして利用した後にfreee会計で決済記録が同期され、旅費交通費が計上されて自動的に費用処理が可能です。もちろんクレジットカードでチャージした決済情報も連携されます。交通費の記帳のために一切手を動かす必要がなくなります。

モバイルSuicaの残高がfreee会計上の残高と合わない場合

ところがモバイルSuicaは最初の設定と運用を間違えると口座の残高と実際の残高が一致しなくなってしまい非常にやっかいです。残高の差が出て困っている方は多いのではないでしょうか。
もし残高が合わない状態で決算書を作成し、その情報に基づいて税務申告をした場合は損金(経費)の申告額が誤ることで、税金の過大納付や納付漏れに繋がります。それだけでなく自社が毎月どのくらい稼げているのか損益情報も見誤ってしまうことに繋がります。
今回の投稿では、「クレジットチャージ」しているモバイルSuicaについて、残高ズレを解消する方法をご案内します。

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最も多い原因は「振替処理」を正しく行っていないこと

モバイルSuicaとクレジットカードを紐づけしている場合、freee会計の処理を工夫しないと残高ズレが起きてしまいます。工夫が必要なのは、モバイルSuicaの口座とクレジットカードの口座間でお金が動いたときの明細分(モバイルSuicaでクレジットチャージした時の明細の処理)の処理です。

振替処理を行う方法

以下の方法で振替処理を行います。これで残高のズレが解消する可能性が高いです。

【モバイルSuica口座】
「口座振替」のタブから、チャージに使用したクレジットカードの口座を振替元口座して選択肢、クレジットカード➔モバイルSuicaへの振替として登録します。

【クレジットカード口座】
支出明細として上記と同じ内容の明細が取り込まれてきて重複してしまうため、こちらは「無視」する処理を行います。

それでも残高が合わない原因は?

推定原因① モバイルSuicaがチャージされた状態でfreee会計に同期したがその分の開始残高を調整していない

ビジネス用にモバイルSuicaを新規導入した場合は関係ありませんが、プライベートで使用していたモバイルSuicaの残高が残っているものをビジネス用に転用し、残高がある状態で導入した場合は導入時の残高分だけ調整が必要になります。
この場合、(借)モバイルSuica / (貸)事業主借(又は元入金) の仕訳を手入力することでfreeeの残高と実際の残高が一致します。

推定原因② プライベート用のクレジットカードからチャージした分が誤って自動処理で振替されてしまっている

クレジットカードをプライベート用とビジネス用で基本的には分けているが、時々プライベート用のカードもビジネスに利用することがある場合で、freee会計の残高と実際の残高で合わない差額が千円単位のキリの良い数字の場合は、プライベート用の口座から誤ってチャージしている明細がないかを確認してみて下さい。
自動仕訳ルールでクレジットカード口座とモバイルSuica口座の振替設定を特定のワードを使用して自動化していると、知らない場合に片手落ちになってしまっている可能性があります。
もしそのような明細が発見されたら、プライベート用クレジットからのチャージについては、「振替」ではなく「取引登録」で勘定科目を「事業主借」を使用するようにすれば残高が正しくなります。

推定原因③ モバイルSuicaは翌日にならないと利用履歴が同期されない

下記に記載のある通り、当日の履歴は同期することが出来ません。当日利用分が反映されるまで待ちましょう。

出所:JR東日本のモバイルSuica利用履歴確認画面より引用

推定原因4:モバイルSuicaの明細の同期期限が切れている

上記の記載や、こちらのページにも注書きがある通り、モバイルSuicaの利用明細は利用から26週を過ぎている期間は同期することが出来ません。もし過去の期間の利用明細が分かる場合は同期出来なかった期間分の明細をアップロードすることで、残高を合わせることが出来ます。

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